東芝機械(6104)【中国で産業用ロボットの生産開始、初の海外生産!】

東芝機械  [61041] 東証1部 時価:362円

東芝機械(6104)は2016年度内をめどに中国で産業用ロボットの生産を始める。ロボットの海外生産は同社にとって初めてとなる。射出成形機などを手がける上海工場(上海市)の一部をロボット生産用に作りかえる。労働力不足などにより中国でロボット需要が急拡大する中、現地生産化で競争力を底上げし、電気・電子分野などの開拓を加速させる。また、為替変動リスクを低減することも目的。スタート時は月間100台程度を生産する計画だ。
射出成形機、ダイカストマシンなどの製造子会社「東芝機械上海」でロボットの生産を始める。15年にナブテスコに事業譲渡した油圧機器の製造スペース約500平方メートルが空いているため、この場所をロボットの生産に活用する。既存の設備を有効利用し、投資を数千万円程度に抑える。生産能力は最大で月間200台程度。国内工場と合わせると能力は現状の倍近くになる見通しだ。
中国では人手不足や人件費高騰によりロボット需要が急拡大しているが、ロボットメーカー間のシェア争いが激しいので、同社は競争力確保の為に、現地生産に踏み切った。中国で生産するのは水平多関節(スカラ)ロボット「THLシリーズ」などで、当面は基幹部品を日本から供給するノックダウン方式で生産する。
同社の前期経常利益は24,1%の減益となったが、今期経常利益は前期比3%増の51億円に伸びる見通しであります。
ロボット業界では近年、需要拡大が顕著な中国で生産する企業が増えているが、一方ではファナック(6954)や三菱電機(6503)など全量国内生産を続けるなど、メーカーによって戦略が分かれている。
2016/06/07 8:00