澁谷工業(6340)【「ロボット細胞培養システム」を共同開発し、再生医療に本格進出!】

澁谷工業</a>  [63401] 東証1部 時価:1,875円

澁谷工業(6340)はボトリングシステム(飲料、調味料、医薬品、化粧品などの液体充填システム)の製造で国内トップシェアであり、世界でも大きなシェアを占めている。近年ではiPS細胞を用いた再生医療の器械装置メーカーとして世界初の技術をいくつか開発している。
2010年に理化学研究所の網膜再生医療研究チームやヘリオス(4593)らと共同で、世界初のiPS細胞由来網膜色素上皮細胞の臨床応用に向けた、細胞を無菌状態で培養するロボット細胞培養システムを山口大学大学院の研究グループで開発したり、九州大学発のバイオベンチャー「サイフューズ」と組み、世界初の「バイオ3Dプリンター」(3次元細胞積層システム・regenova)を開発しております。
更に同社は2016年中に、再生医療に使われる細胞シートの製造施設を同社の森本工場内に設ける。細胞を培養して組織を形成する自社開発の装置を使い、無菌ルームで製造する。装置の販売に加え、細胞加工を本格的に手掛け、医療事業の拡大を図るとしています。
細胞シートは、関節の軟骨がすり減る変形性関節症の治療に使われる。薄いシートを軟骨の表層部分に移植し、再生させる治療法で、県外の大学の研究用として受託加工する。同社の装置を使うと、従来の細胞シートより厚みのあるシートが製造できるという。
森本工場内の再生医療システム専用工場に隣接する倉庫を改装して設け、投資額は数億円と見込まれ、再生医療システム本部長を兼任する澁谷弘利社長は「機械だけでなく、細胞加工も大きなビジネスにしていきたい」と強調しています。
再生医療の実用化のためには、移植に必要な細胞を高品質に、安全に、安価に提供する必要があり、細胞培養の自動化は、そのための重要技術である。同社は、これまで、産業界の自動化で培った技術―ロボット義術、画像処理技術、プラント技術などを応用し、細胞自動培養システムの開発を進めてきた。その結果、研究用のiPS細胞や再生医療用の幹細胞の自動培養を実現し、市場に製品として提供しており、再生医療の実用化に非常に大きな役割を担っていくことになることでしょう。2014年には、再生医療をテーマとする理想の相場では3500円まで上昇した実績があり、業績は2期連続で過去最高益を更新する見通しとなっており、押し目は注目しておきたい。
2016年6月13日 7:45