日立国際電気(6756)【「3D−NAND」でシェア急増により業績拡大か!】

日立国際電気  [6756] 東証1部 時価:1704円

日立国際電気(6756)は、平成12年10月に、日立グループで映像、通信、半導体製造装置関連事業を手掛けてきた3つの会社が合併して誕生し、監視カメラ、携帯電話用基地局、地上波デジタル用放送システム、半導体製造装置などを取り扱うハイテクメーカーであります。
ビジネスの中心は半導体製造装置を取り扱うエコ・薄膜プロセス事業である。2016年3月期は、全社営業利益161億円のうち、158億円を同事業が稼ぎ出しております。半導体製造装置の中では、縦型熱処理炉と呼ばれる、半導体製造用ウェーハを1,000℃を上回る高温で処理する装置が主力製品となっています。
同装置の世界シェアは43%で業界2位。2000年代初頭はシェアの低下と、価格競争で大きな損失を出していたが、構造改革の成功で高収益事業に生まれ変わりました。
現在、半導体製造装置市場は受注回復局面にあり、当研究所は、年末に向けて大きく市場の回復を牽引するのはメモリ(記憶素子)メーカーの設備投資であると考えています。足元では、メモリの一種であるフラッシュメモリが供給不足となっており、旺盛な需要を満たすために、複数のメモリメーカーが立体構造のフラッシュメモリ「3D-NAND」の大型投資を敢行しています。
同社は、13年の最初の3D-NAND の投資時に、優れた販売戦略により、従来は別の装置を使用していた工程を、自社の縦型熱処理炉に置き換えてシェアを大きく上げた。今後、「3D-NAND 」の投資が本格化すれば、同社へのメリットは大きく注目したい。
2016/07/04 8:30