GMOインターネット(9449)【ブロックチェーンを活用してネット銀行に再参入!】

GMOインターネット  [9449] 東証1部 時価:1199円

GMOインターネット(9449)は2017年度をめどに、あおぞら銀行(8304)とインターネット銀行を共同運営する。熊谷正寿会長兼社長にとって、ネット銀行参入は悲願。一度参入したが、2年あまりで撤退に追い込まれている。今回は利用者が腰を抜かして驚くようなことを考えている、と語る熊谷社長。
 GMOは6月末、あおぞら信託銀行に議決権ベースで14・9%を出資した。今後数年かけて出資比率を50%まで引き上げる。両社で新たな顧客ニーズに対応する次世代型ネット銀行を共同運営する。「サービスの詳細はまだ言えないが、腰を抜かすようなことを考えている。既存のネット銀行と違いを出せないと、価値がない。GMOが最も狙っている市場が金融と海外で、ネット銀行はその軸となる」。
17年度をめどに始めるネット銀行は新しい技術を次々採用し、利便性の高さと低コスト運営の両立を目指す。新技術の代表が仮想通貨を支える基幹技術である「ブロックチェーン」だ。
 「今、20年前にネットに出合ったとき以上に燃えているのがブロックチェーンだ。我々は3カ月に1度、業績やプロジェクトの進捗確認や情報共有のために、グループのスタッフを集めて会議を開いている。7月初めの会議で私の持ち時間は10分ほどだったが、ブロックチェーンのことを30分も話してしまった」。「私の言葉でブロックチェーンを言い直すと、『記録コストの激安革命』だ。今まで世界中の企業は不正改ざんされる事態を防ぐために投資してきた。システムが絶対止まらないようにするため、銀行は数千億円単位でお金をかけていた。ブロックチェーンを使えばそのコストが劇的に安くなる」。新銀行でもブロックチェーンをはじめとした新技術を積極的に採り入れる考えだ。
 「昔、ネット銀行はシステム構築に200億円くらいかかった。200億円かかったから100億円でやるというのは当たり前なので、60億〜80億円くらいでやるということではないか。クラウドやブロックチェーンを使えるところは使う」。「ネットは後発こそ有利だ。技術は安くなるからだ。ネット証券は最後発だったが、今では一番低コストで高性能だ。それをきちんと顧客に還元できれば金融は勝てる」。と「やる以上は絶対の勝算を!」と語って、再チャレンジする熊谷社長の情熱に注目したい。
2016/07/15 7:30