澁谷工業(6340)【異なる厚みの炭素繊維シートを高速切断出来る技術を開発!】

澁谷工業  [6340] 東証1部 時価:1916円

渋谷工業(6340)は炭素繊維関連のレーザー加工機事業を大幅に強化する方針であります。同じシートでも部分によって厚みが異なる炭素繊維のシートを高速で切断でき、加工時間を半分以下に短縮できる機械を新たに開発しました。自動車の部品などの成型工程に用いることができるという。テストカットの依頼を受けたり、大学と連携したりすることで改良を加え受注獲得を狙う。
 新たに開発したのは、炭素繊維のシートを積層した型の外周に合わせて、レーザーで切断する機械。自動車のボンネットのように必要な強度を維持したり軽量化したりするため、部分によってシートの厚みが異なる部品は多い。新開発した機械はシートの設計データを入力することで、厚みに合わせて加工速度を柔軟に変更。加工時間を短縮する。
 この機械とは別に、炭素繊維複合材を加工する際に、レーザーの熱で切断面を焦がさないようにする機械も開発しました。切断する部分を高速でなぞるようにレーザーを移動させ、少しずつ加工することでレーザーの熱が複合材に広がらないようにする仕組みであります。
同社は既に、レーザーを使って合板を切る新型の加工機を発売しています。段ボールなどの加工に使う抜き型を製造する機械で、板に入れる溝の幅を一定に保つなど高精度の加工に対応しています。今回の抜き型のレーザー加工機は海外生産が主流の液晶フィルムや大型ダンボール向けに発売している機械よりも、従来よりも約20%小さく、切断時に発生するえ煙を吸い取る能力を50%向上させたており、レーザーを出す際に使用するガスの交換が不要で、メンテナンスの手間も軽減しているのが特徴であり、レーザー加工機事業も大きく伸ばしていくでしょう。
2016/07/21 7:55