星和電機(6748)【明るさを自動調整したりする機能を持つトンネル照明を開発、19年3月期メドに実用

星和電機  [6748] 東証2部 時価:430円

照明大手の星和電機(6748)は発光ダイオード(LED)を使い、色や点滅で運転手に事故や混雑状況を伝えたり、混雑状況に応じて明るさを自動調整したりする機能を持つトンネル照明を開発した。安全運転や速度調節などに役立てる。公共工事向けの受注が伸び悩む中、LEDを生かした利幅の大きい次世代型照明で収益を拡大する。
 開発した照明はトンネル内約10メートルごとに1機設置する。赤、青、黄、緑に色が変更でき、トンネル内で事故があった際には赤、渋滞している時は黄色といった形で、運転手に状況を知らせる。
 入り口から出口に向かって流れるように照明を順番に点灯させていくことも可能で、この機能を使い、坂道などで車の速度が全体に落ちている時は光が順番に点灯していく速度を速くし、速度が超過傾向にある場合は点灯の流れを遅くして速度を落とすよう促すといった操作をする。
 また事故が起きている際には事故現場付近だけ照明を部分的に点滅させて知らせるといった機能も搭載する。
 センサーを搭載することで、明るさは8段階に自動で調整する。車が混雑している時には排ガスで光の透過率が下がるために照明を明るくでき、すいている時は暗めにして省エネにできる。
 トンネルの外に設置した制御盤を通じ、通信を使ってLEDを制御することで実現した。既に高速道路での実証実験に取り組んでおり、2019年3月期をめどに実用化する。LED照明の価格は1機10万円程度だが、1割程度高くなるとみられる。
 トンネル照明はLEDの登場で設計の自由度が増している。星和電機はこれを生かしながら、高機能のトンネル照明の開発を急いでいる。
 直近ではLEDに樹脂製の非対称のレンズを組み合わせ、自動車の走行の先方を照らして先行車や落下物を視認しやすくするタイプの照明を開発。高速道路への供給を始めた。同製品の販売は17年3月期には5割増に引き上げる方針であります。
 同社の17年3月期の連結売上高予想は240億円。今期の照明事業の売上高見通しは全体で76億円だが、新製品の販売などで18年3月期には100億円を目指すとしています。
2016/10/05 8:30