澁谷工業(6340)【「ロボット細胞培養システム」の開発で重症肝臓病患者の治療に光明!】

澁谷工業  [6340] 東証1部 時価:2,181円

重い肝臓病の患者に、培養して増やした本人の骨髄細胞を投与して肝臓組織を再生させる治療が世界で初めて開発されました。山口大大学院医学系研究科の坂井田功科長らの研究グループは、澁谷工業(6340)と共同で、培養を自動化する「ロボット細胞培養システム」を開発しました。
局所麻酔で採取した少量の骨髄液から均一で高品質の幹細胞を大量に作ることが出来る。肝硬変の最も進行した患者にも実施でき、世界に2000万人いるとされる重い肝臓病患者の治療の世界標準になる可能性が高くなってきました。
 坂井田功科長は、患者から取り出した骨髄幹細胞を再び点滴で体内に戻すとその一部が患部に集まり、新たな肝臓細胞になることを発見し、肝硬変に進んだ肝臓を回復することを実証した。
しかし、全身麻酔が困難な最も進行した肝硬変の患者には実施できなかった。そこで、局部麻酔で30ml採取して、培養増殖させる方法を開発した。しかし、厳格に密閉した無菌環境のクリーンルームで保護服を着て作業は、作業者の負担が大きくコストが掛かる上、作業者の熟練度によってばらつきがあったので、澁谷工業と共同で細胞培養の自動化システムを開発。無菌に保たれら機械内部で、一連の人間の手の動きを忠実に再現するロボットを作ることに成功した。同じ動きを繰り返しアームが行い、鈞一で高品質の細胞を大量に作ることが出来る。
 坂井田功科長は「多くの重い肝臓病患者の治療ができる。IPS細胞や他の疾患の細胞治療にも応用でき、限りなく応用が広がっていく」と話しています。政府も「さらに成果を出し、山口大学が知の拠点として羽ばたけるよう、施設、設備、人の面で援護し、肝臓病患者の治療の世界標準になるよう国としても力強く支援していく」と述べています。
そもそも、澁谷工業が再生医療に参入したのは2004年。ボトリング装置に使われる無菌・厳菌技術にある再生医療の研究者が注目したのがきっかけだった。少しでも菌が混じった状況下では、細胞が変容してしまう恐れがあるため、再生医療の培養装置には無菌環境が不可欠であるが、同社は早い時期から、ボトリングの分野において、無菌環境により飲料を充填するシステムを確立していました。更に、再生医療参入の決め手となった、もう1つの重要な要素がロボットによる自動化技術であり、この点に関して同社は多様な要素技術を持っていることです。
安倍政権は新たな成長戦略の目玉として再生医療を掲げており、国を挙げて量産プロセス確率への助成や、研究機関と装置メーカーが取り組めば、「再生医療大国」の樹立はより確立になっていくでしょう。
2016/10/27 8:45