タカトリ(6338)【有機EL製造装置に参入―スマホ向け拡大狙う!】

タカトリ  [6338] 東証2部 時価:698円

タカトリ(6338)は2017年に有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレーの製造装置事業に参入します。同社はパワー半導体や車載用半導体製造装置、マルチワイヤソーなどの開発・製造・販売をおこなっており、近年は新規事業として医療機器分野にも参入し、新商品の商品化にも成功し、8月に厚労省から製造販売の承認が下りています。
更に、この度スマートフォン向けで有機ELディスプレーの需要拡大が見込まれると判断し、同分野の製造装置へ足場を拡大し、受注機会を増やしていくとして、既に貼り合わせ装置の試作機を完成しており、17年4−6月期をめどに販売を始め、国内のほか中国市場も開拓していきます。
同社は偏光板と有機EL等の貼り合わせ装置の試作を既に完了しています。有機ELは高価なため、1回で材料を貼り合わせる必要があり、そのため、偏光板の保護フィルムをはがす前後などに洗浄する機能を付加し、フィルムを貼る位置決めも、高い精度で行うガイドを採用するなどの工夫を施してあります。貼り合わせ精度はプラスマイナス15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)を目指しており、更なる品質向上を目指しています。
同社は液晶ディスプレー向けフィルム接着装置等を手掛け、スマートフォン向けに関連装置を供給しているが、有機EL分野でもこれまでのデバイス分野で培ってきた技術を生かしていく方針で、貼り合わせ精度の他ディスプレーの狭額緑化に対応した技術開発も進めていく方針です。
  有機ELディスプレーは韓国サムスン電子が先行し、米アップルが2017年発売のスマホで採用する見通しで、今後は液晶から置き換えが進むと見られ、新たな成長分野で収益拡大を狙っていきます。
2016/11/07 7:55