住友化学(4005)【有機ELディスプレイ材料強化、量産体制を整える!】

住友化学  [4005] 東証1部 時価:516円

住友化学(4005)は、新たな事業の柱として有機EL関連材料の強化に取り組んでいます。同社は2018年度(19年3月期)を最終年度とする中期経営計画を策定し、有機EL関連材料を含む情報電子化学部門の18年度売上高を4900億円(15年度予想は4150億円)に引き上げる計画で、この成長の多くを有機EL関連材料が担うと期待を寄せています。
とりわけ、今後市場拡大が見込まれるフレキシブル有機ELディスプレイに関しては、偏光板やタッチセンサーなどの主力製品をベースに、フレキ有機EL関連材料の「百貨店」を目指していく考えであり、有機ELディスプレイ向けフレキシブル部材の量産準備に入ります。表示パネルを折り曲げたり畳めるフォルダブル型スマートフォンの登場に備え、カバーガラスと同じ役割を担うポリイミド製ウィンドウフィルムの量産体制を2017年にも整える。同フィルムやタッチセンサパネルなどの部材を一体化した「機能統合部材」も19年をめどに量産する。有機ELの特徴のフレキシブルさを生かしたスマホ新機種の需要を取り込み成長につなげる方針であります。
同社はフレキ有機EL関連材料において「百貨店」を目指そうと思っており、機能統合型部材を1つの会社で提供できるのは住友化学だけだと自負しており、外部から部材を購入する必要がなく、社内で最適化が行えることが大きな強みであります。
更に、インクジェットなどの印刷技術に向く高分子材料の開発を進めています。印刷技術が最も優位性を発揮する大型テレビ用途はまだ市場が立ち上がっていないが、現在、照明用パネルなども手がけており、照明でもディスプレイでも、特に青色材料のさらなる性能向上が求められる状況にあります。照明用はパネルまで手がける一方で、ディスプレイ用途は材料メーカーとしての立場に徹する方針で、有機ELテレビ市場の立ち上がりを期待しています。最近、同社の高分子有機EL照明オブジェ「ジュエリージャルダン」がよみうりランドの遊園地内レストランの装飾照明に採用されました。
2016/11/25 8:00