富士フィルムHD(4901)【和光純薬工業がポストLiBのマグネ電池用電解液開発、高性能で安全!】

富士フイルムホールディングス  [4901] 東証1部 時価:4300円

和光純薬工業は、リチウムイオン2次電池(LiB)の代替になり得るマグネシウム2次電池用の電解液を製品化しました。マグネシウム2次電池はLiBを上回る性能が見込まれる一方、これまで検討されてきた正極材料や電解液に課題があり実用化には至っていません。和光純薬は京都大学や立命館大学と共同で、性能や安全性の高い電解液の技術を確立し、電解液にめどが付けば正極材料の研究も進展する。新製品は来年1月に小容量で販売を開始し、今後は量産化も検討しているとのことです。
富士フイルムホールディングス(4901)は武田薬品(4502)傘下の試薬大手、和光純薬工業を買収するとのこと。買収総額は2千億円規模になる見通しで、武田と最終調整に入ったとのこと。月内にも基本合意し、2016年度中の手続き完了をめざすとのこと。
和光純薬は、難病治療のカギを握る胚性幹細胞(ES細胞)やiPS細胞の培養に使う試薬など有望技術を持っており、医療事業の強化を狙う企業や海外投資ファンドなどが関心を寄せていたとのこと。同社は既に和光株の10%弱を持つ第2位株主とのことで、和光純薬が何をしているのか、十二分に知っているし、関係も築いてきたわけです。今回の買収で和光のノウハウを生かした創薬やがん診断、新興国の検査薬市場開拓も進められるとみたわけです。
更に、同社は中国有数の複合企業である華潤集団とヘルスケア領域を中心とした包括的な事業提携を進めることで合意、華潤集団の医薬品事業会社に約108億円を出資しております。13億人の人口を擁する中国市場でのビジネス拡大も期待されます。
2016 8:40