住友化学(4005)【ブラジルに農薬研究拠点を開設、急成長の中南米市場を狙う!】

住友化学  [4005] 東証1部 時価:527円

住友化学(4005)は、現在100を超えるグループ会社を持ち、石油化学、エネルギー・機能化学、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬の5事業分野にわたり、幅広い産業や人々の暮らしを支える製品をグローバルに供給しています。
同社は24日付で、農薬などの研究開発拠点「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」(LARC)をサンパウロ州モジ・ミリン市郊外に開設したと発表しました。中南米における同社グループ初の研究開発拠点であるLARCは、約48ヘクタールの敷地に試験圃場、研究棟、温室などを備えています。運営は同社の100%子会社である住友化学ブラジルが担います。
同社によれば、中南米の農薬市場は近年急速に成長し、現在は世界市場の約25%を占めている。中でもブラジルは、米国を抜いて世界最大の市場となった。又、同地域には世界有数の農業国であるアルゼンチン、大規模なプランテーションを有する中米諸国もあり、新興国などの食糧需要の増加を背景とした農業生産の拡大、そしてその結果として農薬等の農業関連資材市場のさらなる拡大が見込まれています。 
住友化学は、同センターの開設によってアグロソリューション事業の戦略地域である中南米を対象とした精密かつ信頼性の高い評価試験の実施が可能となり、現地に最適な製品の開発が加速されるほか、同社がすでに研究開発拠点を持つ北半球と季節が逆の南半球に拠点を置くことで、最適な気候条件の地域を選び、効率的な屋外試験を実施することができるとしています。
更に昨日、米パデュー大学と先進農業に関する新たなプロジェクトを開始したと発表しました。これまで取り組んできた共同研究の範囲を拡大したもので、農業・生物工学科のジャン・ジン准教授とともに、植物の根や葉などの形状を画像診断し、必要な農薬や肥料などを解析する技術の開発に取り組みます。更に、この技術を応用して植物の成長やストレスの仕組みの解明を進め、農業の生産性向上に貢献する新たな技術や製品の開発にもつなげていくとしています。
2016/11/29 8:10