ステラケミファ(4109)【リチウムイオン電池向けの電池添加剤を増産!】

ステラケミファ  [4109] 東証1部 時価:2911円

欧州や米国などをはじめとする排ガス規制強化の動きが強まる中、電気自動車(EV)などの市場拡大が急速に進む兆しにあります。つれて車載用電池としてリチウムイオン電池需要も増勢一途で、関連メーカーは増産投資に注力しています。
ステラケミファ(4109)は1990年代後半にソニーと組んで世界で初めてリチウムイオン電池用の電解質を製品化。ノートパソコンや携帯電話の普及に合わせて生産量を拡大してきた。自動車各社がEVの開発・製造に注力する中、同社の電解質にも需要が集まっており、リチウムイオン電池向け電池部材の売上げの中心は電解質であり、電池の充放電を補助して発電効率を高める添加剤の生産能力を2倍に高め、電池の大容量・高出力化に寄与する添加剤などを育てて、2017年3月までに泉工場(大阪府泉大津市)に10億円程度を投じて1ラインを新設し、増産に入り、電池関連事業を一段と成長させる。
リチウムイオン電池の添加剤は、昭和電工(4004)や宇部興産(4208)など化学メーカー各社が手がけているが、原料などによって電池のどういった特性を補助するのかが異なります。
同社はフッ素を原料とした添加剤を得意としており、添加剤はリチウムイオン電池の電解液に溶かして使う。電極表面に膜を形成し、電解液での電子の動きを活発にしたり、放電ロスを抑えたりする効果があります。増産した添加剤は最終的に、米自動車メーカーのEVに使われる。今後は小型無人飛行機(ドローン)や電動工具など、大型電池向けの需要拡大も見込んでいます。
 一方、車載用の電解質は価格競争が厳しくなってきており、ステラケミファは添加剤など電池の付加価値を高める技術の開発に力を入れている。従来品よりもさらに発電効率や寿命の向上に寄与する新しい添加剤を開発し既にサンプル品を出荷しています。産地が限られるリチウムに代わる次世代電池のアルミニウムイオン電池用の電解質の開発も進めており、注目しておきたい。
2016/12/07 8:15