インスペック(6656)【上期経常が赤字縮小で上振れ着地、通期は黒字予想!】

インスペック  [6656] 東証M部 時価:1237円

インスペック(6656)は先週末に17年4月期第二四半期の連結経常損益は1900万円の赤字(前年同期は2億900万円の赤字)に縮小し、従来3700万円の赤字予想から赤字幅を縮小させて着地した。会社側の発表した上期実績と据え置いた通期計画(1億6000万円の黒字)に基づいて、当研究所が試算した11−4月期の連結経常損益は4300万円の黒字(前年同期は1億1600万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の−562%→89%に大幅に改善しております。
急改善の理由は、同社の主力製品であるAVI(自動最終外観検査装置)やAOI(プリント基板のパターン検査装置)の引き合いや受注が引き続き堅調に推移している他、フォトプロッター(基板のフィルム原版を印刷する装置)及びダイレクトイメージング(基板にパターンを直接描写する装置)の伸びている点、更に、経費削減や原価低減活動により期初のマイナス予想からプラスに転じ利益が増加しております。
更に、同社は12月6日に、東京大学大学院の佐々木毅准教授と同社が精密基板検査システム事業で培ってきた高解像度画像処理技術を活かし、東京大学医学部附属病院が保有する病理デジタル画像のビッグデータを活用し同社グループ在籍の病理専門医及び機械学習担当のメタデータ社と連携して、ディープラーニングの学習用データの作成に取り組み、高精度なAIシステムの構築に取り組むことになりました。
現在のところ、AI(人工知能)を利用した医療分野で一般的に広く応用・活用されているものはまだありませんが、これにより日本国内の深刻な病理専門医の不足問題や、一部の専門医以外では判別が難しい希少がんなどの診断支援など、病理検査分野の課題を解決する可能性が高くなってくることでしょう。
2016/12/12 7:55