ニコン(7731)【澁谷工業と共同でiPS細胞培養装置を開発!】

ニコン  [7731] 東証1部 時価:1,775円

ニコン(7731)は渋谷工業(6340)と共同で、再生医療製品の製造に使用する、自動観察機能付き細胞培養装置を開発したと発表しました。
iPS細胞を利用した再生医療や細胞医療などの研究が活発化している中、細胞の品質管理が容易になり、製品化の際の効率化や低価格化が図れることになります。
 開発した機器は、ニコンが得意とする画像による品質管理機能と、渋谷工業の無菌培養技術を組み合わせた培養装置で、培養している細胞の増殖速度や変化した割合などを、画像で自動的に判断します。これまでの再生医療製品は特殊な技能や経験を持つ人が目視で行わなければならなかった作業が自動化できるほか、密閉条件下で無菌的に評価できるため、雑菌の混入リスクなども減らせる。
 ニコンは顕微鏡や細胞画像解析技術を用いて再生医療分野に参入しています。iPS細胞は、既存の細胞を初期化して作るが、温度や湿度などの変化で失敗することもあった。
 開発した培養装置は現在、大阪大学の幹細胞評価基盤技術研究組合集中研究所に設置しており、実際の細胞を用いて実証実験を行い、市販化する際の課題などを検証する。
今回得られた成果は、将来、細胞製造工程における新たな製造スタイルの確立に道を拓くもので、今後も同社と渋谷工業は実証実験を通じ、さまざまな再生医療製品の実用化に向けた研究開発を推進し、再生医療の産業化を目指すとしており、両社とも注目していきたい。
2016/12/15 7:30