東ソー(4042)【韓国で石英ガラス攻勢 半導体・有機EL向け営業強化 !】

東ソー  [4042] 東証1部 時価:865円

東ソー(4042)は韓国で半導体製造や液晶パネルなどに用いる石英ガラスの営業を強化する。2016年末に子会社が韓国に営業拠点を開設。サムスン電子など電機大手が先端半導体や有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)への開発投資を活発化させており、関連資材も需要拡大が見込まれており、顧客獲得が進めば、将来は加工拠点の新設を視野に入れている。
東ソーは石英ガラス加工子会社の東ソー・クォーツ(山形市)が韓国ソウル市江南地区にマーケティング機能や顧客対応の強化することを目的に営業所を新設しました。
東ソーグループの石英ガラス事業は素材から加工まで一貫生産する強みがあり、素材を切断・研削したガラス部材は半導体製造の治具や液晶・有機EL用フォトマスク(回路原版)基板、光学部品、医療機器部品などに使われています。
韓国では、半導体メーカーが3次元(3D)構造や微細化への開発投資を加速し、液晶パネルメーカーも有機ELへリソースを集中させており、工場新設などの大型投資は関連資材にとって重要な商機となっています。
又、16年から世界的に半導体各社の設備投資が本格化した微細化や3D構造のNAND型フラッシュメモリーの場合は製造工程が多く、消耗品の石英ガラス治具の使用量増加が期待できる。韓国の石英ガラス事業は現状液晶向けが多いが、拠点開設をきっかけに半導体分野の開拓にもより力を入れる。
素材は子会社の東ソー・エスジーエム(山口県周南市)が製造して、米国と台湾、英国の加工拠点へ供給しており、世界市場では同じく素材から一貫生産する国内化学大手や米国メーカー、中国メーカーとしのぎを削っています。
同社の17年3月期第2Qの連結経常利益は前年同期比12,2%増の336億円に伸び、通期予想も11,1%増の800億円に上方修正して、従来の3期連続での過去最高益予想を更に上乗せしていますので、本日の17年3月期第3Qの決算発表も注目しておきたい。
2017 8:10