日本アビオニクス(6946)【IOT部品の熱解析できる高精度カメラを独社と共同開発!】

日本アビオニクス  [6946] 東証2部 時価:248円

日本アビオニクス(6946)は電子部品などの熱解析機器事業で、赤外線機器大手の独インフラテック(ドレスデン)と提携しました。
微細な部品を高速・高精度で撮影できる赤外線カメラを共同開発し、日本で発売します。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の浸透で電子部品が小型になるなか、部品の温度変化を精密に解析できる機器として装着型端末向けなどに提案していきます。
 2月7日に発売する赤外線カメラ「インフレックH9000」は日本アビオニクスが仕様を決め、インフラテックが開発しました。日本アビオニクスは「非冷却型」と呼ばれるカメラが中心であるのに対し、インフラテックは基幹部品を冷やしながら撮影する「冷却型」のカメラに強く、冷却型は感度に優れ、高速で撮影できる特徴を持っております。
 日本アビオニクスの従来製品は1秒あたり60枚の撮影が最多だったが、新製品は200枚撮影する。さらに対象物の一部分にクローズアップする機能を使うと5千枚の撮影も可能という。
 撮影した画像は、パソコン上にマイナス10〜プラス1200度までの温度を色で表示する仕組で、オプションで2千度まで計測できるとしています。
 インフレックH9000の価格は1100万円。同価格帯では最多の撮影枚数になるという。3月下旬に出荷を始める。国内で販売し、年間20台の売り上げを目指す。
 日本アビオニクスは装着型端末や自動車などの産業の需要を見込んでいる。例えばIoTに対応した時計型やメガネ型のウエアラブル端末といった小型の機器は、搭載される電子部品の微細化が進むうえ、通電した際の部品の温度変化をきめこまかく解析する必要性も高まる。
 自動車産業ではクルマの電装化やネットワーク化なども踏まえ、電子部品の熱解析の需要が増えるとみる。またエアバッグを開いた際のガス量の動きや走行中のタイヤの温度の変化などについて、従来より精密にデータを計測しようという需要にも応えられます。
 日本アビオニクスの2017年3月期の売上高の見込みは前期比8%減の210億円。売上高の半分は防衛・宇宙関連部品が占め、事業の多角化を推進しており、赤外線サーモカメラはIoT関連部品に加え、プラントの非破壊検査などにも用途が広がっており、市場拡大が期待されています。
 競合も激しくなりつつあるが、独社との提携のほか、NECグループである強みを生かしてセンサーや通信ネットワーク技術を含めて提案し、事業を伸ばて収益拡大に繋げる方針であります。
2017/02/06 8:30