ツバキ・ナカヤマ(6464)【米EVメーカー、テスラにセラミックボールを本格出荷!】

ツバキ・ナカヤマ  [6464] 東証1部 時価:2009円

世界最高級の球面加工技術を持つ鋼球・精機メーカーである精密ボール最大手のツバキ・ナカヤマ(6464)は、今夏をめどに米電気自動車(EV)メーカー、テスラ向けのセラミックボールを本格的に出荷する見通しであります。セラミックボールはEVのモーターを支えるベアリング(軸受け)に使われ,セラミックボールの2019年12月期の売上高で2割増の60億円程度を目指しています。
ツバキ・ナカシマはこれまでもテスラの「モデルS」「モデルX」用のほか、欧州のEVメーカーにセラミックボールを納入してきており、今回決まったのはテスラが発売する量産型「モデル3」用で、既に予約が37万台分入っており、EV用としては初の大量納入になります。納入は海外ベアリングメーカーを通じて行う予定であります。
現在、テスラのEV用は、タイ工場を中心に直径約8ミリメートルのセラミックボールを年間200万〜300万個生産しており、今夏以降は1千万個以上のペースになる見通しであります。需要がさらに拡大すれば米国工場での生産を検討する可能性もあります。
同社はボールベアリング用のスチールボール、セラミックボール、高品質のボールペンの先に使われている超硬合金ボール、光ファイバーネットワークに使われているコネクターの中の機能部品であるガラスボールレンズ等、それぞれの製品で世界No.1のシェアを持っています。
ベアリング向け精密ボールの素材は鉄が全体の8割、セラミックは1割強を占めています。EVは高電圧モーターを使うため、電気を通さない特徴があって変形しにくく軽い同社のセラミックボールが選ばれたことで、同社は競争力のある製品を揃えた、紛れもないグローバルニッチトップ企業であることが証明されたことであり、今後の高成長が期待出来るでしょう。
同社の16年12月期の連結税引き前利益は前の期比0,8%増の64億円になり、従来予想の61,3億円を上回り、減益予想から一転して増益に着地し、17年12月期も前期比10,8%増の71億円に伸びを見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、今期の年間配当も前期比1円増の64円に増配する方針であり、利回り3,19%となります。
2017/02/16 7:40