東邦チタニウム(5727)【生産性改善で航空機新造需要の恩恵を享受し、来期業績急回復へ!】

東邦チタニウム  [5727] 東証1部 時価:996円

東邦チタニウム(5727)は1953年に創業以来、航空機向けや一般工業向けのスポンジチタン、チタンインゴットを始め、電子材料向けの高純度チタン、チタン加工品などの金属チタン事業と、チタン製造プロセスの原料を利用しての、汎用プラスチックのポリプロピレン製造用触媒や、チタン製造技術を活用して、積層セラミックコンデンサ向け超微分ニッケルの製造などの機能化学品事業を展開しています。
同社の金属チタン事業は足元が回復基調で、四半期ベースでは直近16年9〜12月期に生産性改善効果が発現しています。これを裏付ける形で、同社は17年3月期通期の連結営業利益を従来予想の30億円から33億円へ増額修正していますが、市場予想では34〜35億円程度に一段と上乗せが意識されている模様であります。中国では1月の貿易統計で、輸出と輸入が市場コンセンサスを上回る伸びを示すなど、景気先行きに明るさが見えており、これが原油価格だけでなく非鉄など商品市況の上昇に反映されており、世界的に川上インフレの兆しがみられています。そのなかで、スポンジチタンを手掛ける同社は在庫調整を経て、増産志向にある航空機業界向けの高水準を取り込む可能性が高く、金属チタンの販売増勢を背景に営業利益段階で45億円前後と今期比3割強の急回復に転じる可能性も指摘されており、来期以降の業績回復の期待が大きくなってきました。
2017/02/16 8:35