神島化学工業(4026)【化成品事業(マグネシウム事業を含む)の将来性に期待!】

神島化学工業  [4026] 東証2部 時価:1445円

神島化学工業(4026)は、窯業系の不内燃外装建材と化成品事業(マグネシウム事業含む)を主力としており、建材事業が売上高の約7割を占めているが、国内住宅建材市場が、人工減少などに中長期的に縮小していくことが予想される中で、同社は世界で初めて透明・大型セラミックスの開発に成功しており、成長産業であるマグネシウム分野へと事業の軸をシフトさせていく方針を打ち出してり、16年4月期の同社の売上高に占める化成品事業の比率は 3 割程度だが、19年4月期には約 4 割まで高めるとしています。
現在、同社が生産するマグネシウムは食品添加物や医薬原薬(医薬品の中の有効成分のこと)のほか、ガラスなどの素材等に使われています。
2016 年 10 月には増産設備が完成しており、生産能力が約 40%上昇。米国を中心に海外市場の開拓を進め、化成品事業における海外売上比率を 19.4 期に 50%超に引き上げる計画を掲げています(16.4 期は 43%)。
又、現在、2次電池といえばリチウムイオン電池がその代名詞的な存在であるが、昨年10月にホンダ(7267)がマグネシウムを使い、繰り返し充電できるマグネシウムイオン電池の実用化にメドを付けたと報じられた事(尚、同社は公にマグネシウムイオン電池に関する事業展開などについて言及していない模様でありますが)で、今後次世代電池の有力候補と目されることで期待されることが予想されます。
同社のマグネシウム化合物は海水法により安価で安定供給が可能であり、添加剤として使用されるプラスチック部品や合成ゴム部品、電線被服材、天然ゴム製品など幅広い分野において品質改善に貢献する他、医薬用源薬やミネラルサプリメントとしての需要も拡大しています。
昨年10月には17億円を投じたマグネシウム増産設備が完成、キルン(焼成炉)を中心とする設備とGMP対応倉庫の増設によって生産能力が約40%も向上しました。生産設備の増強分は医薬食添用の酸化マグネシウムを中心に増産、販売は主に海外市場向けに注力するが、特に酸化マグネシウムについては過半を米州向けの拡販に注力する方針であります。
更に、宇宙太陽光利用システムなどの実用化に向けてセラミック事業の将来性にも注目できることから、押し目を注目しておきたい。
2017/02/20 8:10