サカタインクス(4633)【今期経常4,5%増で2期連続最高駅更新、東洋インキと株持合縮小!】

サカタインクス  [4633] 東証1部 時価:1614円

サカタインクス(4633) は日本で3 位、北米で3 位、そして世界で4 位規模の大手印刷インキメーカーであります。
日本・アジア・北米・欧州市場向けに、紙媒体用インキ及びパッケージ用インキを製造・販売する印刷インキ事業を主力として、印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、インクジェットインキ、トナー、カラーフィルター用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他日本市場向けに(化成品関連、ディスプレイ関連、色彩機材)事業を展開しています。
同社の16年12月期の経常利益は前期比7,7%増の118億円、当期純利益は同8,8%増の78億円となった。印刷インキの販売数量の増加やコスト削減が寄与した他、機能性材料の好調や、インクジェットインキが国内で好調であり、トナーは海外向けが好調に推移し、カラーフィルター用顔料分散液の販売も伸びが前期を上回りました。
17年12月期は売上高が前期比5,5%増、経常利益は前期比4,5%増の124億円、当期純利益は同2,1%増の80億円に伸びを見込み、2期連続で最高益を更新する見通しであります。
国内印刷インキ市場は新聞等の紙媒体印刷物の減少で成熟イメージが強いが、パッケージ用インキ分野は需要拡大傾向を強めている。また環境配慮型の高機能・高付加価値インキへのシフトが一段と進展している。
海外は人口増加や経済成長を背景として印刷インキ市場が拡大しています。北米市場はフィルム製包材パッケージ分野で日本ほど環境対応や高機能化が進展していないため、環境配慮型の高機能・高付加価値インキの市場拡大余地が大きい。アジア市場は経済成長を背景としてパッケージ用インキを中心に需要拡大が期待される。またインドでは所得水準の向上や識字率の上昇なども背景として新聞需要が増加基調であります。
同社と東洋インキSCHD(4634)は20日、持ち合い株式の保有比率を引き下げ、業務提携の内容を見直すと発表しました。東洋インキSCHDはサカタインクスの発行済み株式の16・8%(10,536,000株)、サカタインクスは東洋インキSCHD株の同4・8%(14,595,000)を保有しており、21日に互いの自社株買いに応じ、それぞれ保有比率を縮小します。
両社は1999年に業務提携し、2000年から株式を持ち合ってきました。当初は共同で海外事業を展開するとしていたが18年が経過し海外で競合関係が強まってきて、今後の市場変化を見据え、事業基盤の強化の為コストダウンを図ることで対応する為であります。尚、現状相互に保有している株式のうち8割の株式は継続保有していく方針であります。
今後は世界的に環境対応型製品へシフトする流れも背景として、先行してグローバル展開した実績、各国の地域特性に合わせて製品投入するノウハウ、環境配慮型の高機能・高付加価値製品分野での高シェアを生かして、中期的に収益拡大基調と一段の高収益化が期待されます。
2017/02/21 8:00