コア(2359)【衛星活用の測位システムをJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究!】


コア  [2359] 東証1部 時価:1396円

今、世界中で、人工衛星を活用した高精度な測位システムの構築が急ピッチで進んでいます。
例えば日本では準天頂衛星の初号機「みちびき」を2010年に打ち上げ試験運用中です。2018年度には4機の準天頂衛星が利用可能となる予定であります。先行している米国、ロシアに加え、欧州、中国もそれぞれの衛星網を構築する計画を進めています。
 現在、広く使われているGPS(Global Positioning System)を使ったナビゲーションシステムの精度は、10mといったところですが、新たな準天頂衛星測位システムを使えば、その精度が数cmと桁違いに跳ね上がります。
 このような高精度の測位システムを活用できるようになれば、従来から使われていたナビゲーションシステムの概念を超えた新たな応用が可能となります。例えば車庫入れを含む運転の自動化など、より幅広い応用が開けてきます。日本国内でも、農業機械の自律運転に活用する実証実験が進行中であります。
 ところが、高精度の測位を狙う人工衛星がすでに運用中なのにも関わらず、cm級の精度を持つ受信機の開発はまだまだ国産で進んでいないのが実情だ。「衛星は上がっているのに、受信機がないのが現状」(株式会社コア、先端組込み開発センター長 西出隆広氏)だったのだ。
従来のGPSの受信機能は、今や携帯電話、スマートフォンにも搭載されるようになり普及しているが、高精度のGNSS(全地球航法衛星システム)や準天頂衛星システムに代表されるRNSS(地域航法衛星システム) の活用はまだまだ進んでいないのです。
そこで、コア(2359)がJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究を組み、コアが開発しているのが「精密単独測位方式対応cm級測位受信機」であります。この受信機は農林水産省の公募研究「準天頂衛星の精密測位を活用した農作業の自動化・効率化に関する実証研究」で採用されて、近々cm級の精度を出せることをコア開発受信機で実証します。
 この受信機を開発するにあたり問題になったのは、市販の汎用品を組み合わせるだけではcm級の高精度の受信機開発が困難なことだったが、市販部品を使いながら独自に回路を設計し、受信機を開発しました。これらの工夫により、国産衛星と国産技術により、高精度の測位システムを作ることができました。
衛星はあるが、受信機がない──この状況を国産技術で解決すべく、同社の開発陣は苦心を続けてきて、日本製の衛星を日本製の受信機で活用する試みが、今の日本の最先端の組込みテクノロジーによって始まりつつあり、今後の成果に期待と希望が見えてきた。
2017/03/16 7:35