星光PMC(4963)【CNF配合樹脂ペレットの商業生産を開始!】

星光PMC  [4963] 東証1部 時価:1196円

大きな台風は別として、強風で立ち木が折れるという光景はあまり見たことがない。木の細胞を形作る繊維が強じんだからだそうだ。2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」も、残った理由の一つには樹木がもともと持つ強さがあるのだろう。
いま企業の間では、その自然の力を生かした新素材が注目されている。木材を加工処理して取り出した繊維で、「(CNF)セルロースナノファイバー」という。細さは髪の毛の1万分の1、重さは鉄の7分の1ほど。一方で鉄の5倍もの強度を持っています。地球に植物が誕生以来、長い時間をかけて培われてきた驚きの性質といえる。この次世代素材、樹脂と混ぜて軽量で強度にも優れた材料が作れ、用途は幅広く、家電や自動車、航空機の部品などへの利用が想定されています。  星光PMC(4963)は京都大学やNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)などと共同で、超軽量で高強度の「セルロースナノファイバー」を既に開発しています。同社の「セルロースナノファイバー」は、竜ヶ崎工場にパイロットプラントが完成しており、CNF配合樹脂ペレットの商業生産を開始すると報じられています。自動車や建材、電子機器の構造材料用途を中心としてサンプルワークを実施しており、本格採用の見込める案件が出てきている。このため、年内に竜ヶ崎工場(茨城県龍ケ崎市)に有するパイロットプラントの生産能力を数倍引き上げ、量産体制を整える。2017年末までには販売を開始できる見通しであるという。
特に自動車に関しては、使用されている樹脂部分の代替だけで20kgの軽量化が実現すると予測されていて、今後同社の業績を牽引する可能性が高く、押し目を注目しておきたい。
2017/03/16 8:25