キャノン(7751)【キヤノントッキ、有機ELパネル向け蒸着装置 2倍に増産 !】


キャノン  [7751] 東証1部 時価:3535,0円

キヤノントッキは2010年に株式交換によりキャノン(7751)の完全子会社となり、自己発光で薄型・軽量、優れた視認性と低消費電力、高速動画再生が際立った次世代ディスプレイ「有機EL」の量産製造装置を世界で初めて開発し、世界の主要パネルメーカーに納入している他、次世代薄膜太陽電池パネル製造装置や、電子デバイス関連事業などにも積極的に取り組んでいます。
同社は有機ELパネル製造向け真空蒸着装置で市場をほぼ独占しており、16年度に増産体制を敷いたばかりですが、スマートフォンへの有機EL採用をにらみ、年産能力を引き上げ、一層の増産対応で優位性を高める。2017年の生産台数は、16年比2倍の10台超になるとみられる。グループの拠点を活用し能力を上げる。
増産に向けて、グループのキヤノンマシナリーやキヤノンアネルバに、ユニット生産の一部を委ねる。これまではキヤノントッキが自社で部品生産から組み立てまでを完結していた。キヤノントッキの主力生産拠点の平塚事業所で人員を増やし、組み立て能力を上げる。これに伴い真空蒸着装置の生産方式を標準化する。これまでは受注に応じて個別に生産していたが、標準化によって分散生産しやすくするとともに、生産リードタイムも従来比3割以上の短縮を目指す。
有機ELは17年に米アップルがスマホ「iPhone」の一部モデルへの採用を検討。これによって販売が一気に増えるとみられる。スマホ向け有機ELパネルは、現時点では韓国サムスンディスプレイのみが量産している。
ただ米アップルなどの要請を受け、韓国LGディスプレイやジャパンディスプレイ(6740)も量産開発をしている。中国の大手パネルメーカーも参入をもくろんでおり、アジア企業を中心に設備投資が活発化している。
キヤノントッキでは今後3年程度は装置市場が堅調に推移するとみている。今後も需給状況に合わせて増産対応を続ける方針であります。
2017/03/22 7:50