ヒラノテクシード(6245)【2017年は有機EL元年だ!有機EL成膜プロセスに注目】

ヒラノテクシード  [6245] 東証2部 時価:1405円

日本のテレビ市場は、2011年の地上デジタル放送への移行に伴う買い替え需要がピークを迎えた後、売上的には長く冬の時代でした。4K化という流れはあっても、本格的な復活の契機がなかなか見えませんでした。ところが、足元の液晶テレビ事業の好転に加えて、待望の有機ELテレビが本格的に立ち上がりそうな、新しいテレビ時代の芽生えが感じられます。
1月の東芝X910シリーズにつづいて、LGエレクトロニクスから、新型有機ELテレビ4モデルが発表になりました。両社以外にもラスベガスで開催されたCESで、パナソニックやソニーが新型の有機ELテレビを発表するなど、まさに2017年は「有機EL元年」になりそうな機運が漂ってきました。本日の日経新聞でも、LGエレクトロニクスが薄い特徴を生かした壁掛け型有機ELテレビを投入し、今年の日本での販売台数を前年比2倍にする計画をしています。
ヒラノテクシード(6245)は、ナノオーダの成膜を実現する毛細血管現象を利用した新規塗布技術と、長年培った薄膜乾燥・熱処理技術を活用し、発光特性と電気特性に優れた高分子型有機ELの発光層及びITO膜を形成するための新規成膜プロセスを開発しています。同装置は基板の搬送・塗布・乾燥・熱処理工程をグローブボックス内に設置し、膜質に影響を及ぼす湿度・酸素濃度などの環境条件を考慮すると共に各種の高機能膜を高精度で、安価に生産性よく形成、しかも設備コストは真空装置の3分の1以下、また塗布の使用効率が95%以上というコストパフォーマンスに優れた成幕プロセスであります。
同社はその他にも、リチウムイオン電池向け電極塗工装置や真空薄膜装置及び成膜装置が好調で、直近3ヶ月の実績である10−12月期の連結経常利益は前年同期比2,4倍の9,8億円に拡大しており、売上営業利益率も前年同期の8,2%→18,0%に急改善しており、通期決算で上方修正も期待されます。
2017/03/31 8:10