ルネサスエレクトロニクス(6723)【自動運転の普及に伴い車載分野に注力!】

ルネサスエレクトロニクス  [6723] 東証1部 時価:1112円

半導体大手ルネサスエレクトロニクス(6723)は、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジが統合した半導体専業メーカーで、自動車向け制御用マイコンに強く、車載半導体では世界第3位のシェアを握っています。
同社の呉文精社長は10日、センサーや無線などの分野でM&A(企業の合併・買収)を検討していることを明らかにしました。自動運転の普及などで成長が見込める車載分野にも注力し、安全性などの向上に取り組む考えを示した。
呉社長は「半導体業界では合従連衡が進んでおり、安心はしていられない。収益は成長資金に使っていく」とし、M&Aを積極的に行う考えを強調。数十社の買収先の候補リストがあることを明らかにしました。今年2月には、省電力技術に強みを持つ米半導体企業インターシルの買収が完了。「ルネサスの低消費電力マイコンとインターシルの効率的なパワーマネジメント技術を組み合わせ、製品を共同開発していく」とし、相乗効果に期待を寄せています。
車載分野では、車の動きや情報を制御する半導体のマイコンなどを組み合わせたキットを作り、自動運転の実用化を目指す車メーカーや研究機関に販売。顧客を増やしている。自動運転技術についてはサイバー攻撃や機器の故障時に安全に停車できるようにするなど「安全性を高めたい」とし、低電力マイコンなどの技術を「エアコンなど民生品でも応用できるようにしたい」と述べています。
半導体業界では、東芝がメモリー事業を分社化し、売却手続きを進めているが、新会社への出資などについては「当社との相乗効果が見込めないので、検討していない」と否定しています。 
又、同社は中国で高性能な電気自動車(EV)向け制御用半導体を売り込む意向で、既に現地の自動車メーカーから累計100億円規模の受注を獲得したと伝えられており、今後は車載分野の伸びが期待されます。
2017/04/11 8/35