日立製作所(6501)【尿たった1滴で10種類のがんを早期発見、2年後実用化へ!】

日立製作所  [6501] 東証1部 時価:596,9円

現在、日本におけるがんの疾病費用は、間接費用を含めると約10兆円と大きな社会的負担となっています。そのため、従来のがん検査・診断技術の高精度化だけでなく、がんを早期に発見することができる簡便かつ高精度な新しい検査方法が求められています。
今、こうした状況に変革が起ころうとしています。
株式会社日立製作所(6501)と、株式会社HIROTSUバイオサイエンス(代表取締役:広津 崇亮/以下、ヒロツバイオ)は、線虫によるがん検査の実用化に向けた共同研究開発契約を締結しました。今後両社は、ヒロツバイオの線虫がん検査法「N-NOSE」(エヌ・ノーズ)の実用化に向けて、日立が新たに開発した線虫がん検査自動解析技術を活用した、検査の自動化についての共同研究を行います。これにより、今後の臨床的評価で必要となる大量の検査を実現し、2019年末から20年初めに保険が適用されない自由診療での実用化を目指すとしています。
線虫の性質を発見した九州大助教で、同ヒロツバイオ社長の広津崇亮さんは都内で記者会見し、「胃や大腸、膵臓(すいぞう)など消化器がんの臨床研究では(がんを判定できる)感度が90%。早期のがんも簡便で高精度に安く検査できる」と説明。費用は1回数千円を想定しているという。
 線虫は大腸菌などを餌とし、飼育が容易。02年のノーベル医学生理学賞は線虫を使った遺伝学研究に授与されました。
 広津さんによると、容器に尿1滴を垂らし、約30分で線虫50〜100匹の過半数が尿に寄っていけば、がんと判定する。線虫は犬以上の嗅覚があり、がん患者の尿に特有な物質のにおいが餌に似ているため、誘引されると考えられる。
 日立は尿に寄って行く線虫を数える方法ではなく、多数が集まると明るく見えることを利用した自動解析装置の開発を進めている。同検査法は簡便で安価な方法でありながら、多種類のがんを高精度・早期に発見可能という特徴を持つ。これまでは手作業のため、一日3人から4人の検査が限界でした。将来的に300人から400人の尿検査をしても検査結果が当日出ることを目指すとしています。
日本人の3大疾病である「がん」。治療には早期発見が非常に大切と言われています。この様な研究が実用化されて、「がん」にかかってしまった患者さんが1人でも多く、一日も早く適切な治療が受けられるようになったら素晴しいことですね!
2017/04/26 7:55