ドリコム(3793)【バンダイナムコエンターテインメントと「プラウザーゲーム」で新会社「BXD」を設


ドリコム  [3793] 東証M部 時価:1969円

スマートフォン用ゲーム開発などを手がけるドリコム(3793)とバンダイナムコエンターテインメントは25日、2018年春にブラウザーで楽しめる「ブラウザーゲーム」の配信プラットフォームを稼働すると発表しました。
5年余りで急成長したスマートフォン(スマホ)の「アプリゲーム」は、不自由さが目立つ。次世代のモバイルゲーム市場の覇権争いや通信規格の変更を見据え、ブラウザー回帰に着手する。
8月に運営会社BXDを共同で設立する。来春に人気シリーズ「ドラゴンボールZ」「ファミリースタジアム」「アイドルマスター」をテーマとする3つのブラウザーゲームを配信する。既存の会員サービス「バンダイナムコID」を活用し、電子マネーで決済する仕組みになる見込みだ。バンダイナムコグループのテーマパークやグッズとも連携させる。
 スマホでプレーするゲームは現在、アプリゲームが主流だ。アプリストアからダウンロードし、スマホの処理能力を駆使して遊ぶ。一般的にブラウザーゲームよりもタッチパネル操作が快適で、高精細なゲームを作り込める。
 ただ、最近はブラウザーゲームのプログラミング言語「HTML5」の機能が向上し、ブラウザーでもアプリに近い高品質なゲームづくりに道が開いている。「ブラウザーでもほぼ同等のゲームが遊べる」。運営会社の社長に就く、バンダイナムコの手塚晃司氏は強調する。
 両社がブラウザーゲームに回帰するのは、技術面の進歩に加え、アプリゲームの環境が窮屈になっているからだ。課金収益の3割をアプリストアを開設している米アップルと米グーグルに払うルールがあり、ゲームの配信や更新には両社の承認が必須。事前通告もないまま配信を停止されるアプリさえある。2社を「神様」と呼んで恐れる関係者もいる。
ここへきて米フェイスブックが「インスタントゲーム」を始め、楽天(4755)は4月に「楽天ゲームズ」を立ち上げた。いずれのサービスもブラウザーゲームを提供することから、今後も、プレーヤー層の拡大や開発費抑制を狙って、ブラウザーゲームは広がるとみられる。東京都内で開いた記者会見で、ドリコムの内藤裕紀社長はこう語った。バンダイナムコの大下聡社長も「3年後には芽が出る。大きなチャンスがある」と期待を寄せる。
2017/05/26 7:55