アンジェスMG(4563)【HGF遺伝子治療薬申請へ、承認なら国内の遺伝子治療薬に!】



アンジェスMG  [4563] 東証M部 時価:423円

アンジェスMG(4563)は、難病・稀少病や有効な治療法がない疾患を対象に、患者さんに革新的な医薬品をいち早く提供することを使命として、遺伝子の働きを利用した新しいタイプのバイオ医薬品の創薬ベンチャーであります。
同社は特別な機能を持つ遺伝子を使い血管の病気を治す遺伝子治療薬について、今年10月をめどに厚生労働省に製造販売の承認を申請します。承認されれば国内初の遺伝子治療薬となり、遺伝子治療薬は次世代医療の柱と期待されており、政府が日本での早期開発を支援しており、同社は2018年にも発売を目指すとしています。
 開発中の「ベペルミノゲン」は、1995年に大阪大学の森下竜一教授らのチームが開発し、アンジェスで実用化を目指してきたもので、血管が詰まり足が壊死(えし)する「重症虚血肢」の薬として申請します。患者の足に注射すると、血管を新たに作り血行を促進する作用があり、手術などを伴う従来の治療法よりも患者の負担が軽く済みます。虚血肢の患者は国内に10万〜20万人おり、その1割程度が投与対象になる見込み。販売は提携先の田辺三菱製薬(4508)が担います。
 政府は先進的な医薬品を国内でいち早く実用化するため、医薬品の審査制度を一部緩和しており、再生医療や遺伝子治療品について、実用化までの手続きを大幅に緩和する早期承認制度を14年11月に導入しました。
 アンジェスの申請は2回目となる。08年に申請した時は追加データが必要となり取り下げた。その後早期承認制度が整備され、これを活用するための臨床試験を14年から国内で実施しデータを集めていた。新制度では市販後にデータを収集し再度正式な承認を得る必要があるが、欧米に先駆けて先進的な薬が日本で実用化される道筋がついたことで、国内開発が加速する可能性があり、大いに期待されます。
又、その他にHGF遺伝子治療薬による効果が期待できる疾患としてリンパ浮腫があります。リンパ浮腫とはリンパ管の障害によってリンパ流が停滞し発生する浮腫で、原発性リンパ浮腫や乳がん手術のようなリンパ管に対する損傷(後発性リンパ浮腫)が原因で発生します。現在は根本的な治療法が存在せず、HGF遺伝子治療薬は、リンパ管新生という新規の作用を有していることからリンパ浮腫の根本的な治療薬としても期待されています。
尚、アンジェスMG株式会社は、7月1日より会社名が「アンジェス株式会社」に変更となります。
2017/06/10 16:20