ペプチドリーム(4587)【宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、宇宙での創薬実験を拡大!】



ペプチドリーム  [4587] 東証1部 時価:6570円

創薬ベンチャーのペプチドリーム(4587)は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、宇宙での創薬関連の実験を進めるため、協力関係を強化すると発表しました。JAXAが2〜3月、国際宇宙ステーション「きぼう」の日本実験棟で高品質なたんぱく質の結晶生成の実験を行い、有用な結果が得られたためという。実験は、がん遺伝子として働くことが知られているたんぱく質「HER2」を調べるもの。HER2に、その働きを阻害する化合物を結合させ、細胞の悪性化をおさえることが期待されている。一般に、たんぱく質と化合物がどのように結合しているかは、医薬品を開発する際の重要な情報となる。結合状態を調べるにはたんぱく質の結晶を作る必要がある。地上では重力の影響でうまく作れないことが多い。
 JAXAによる実験では、高い精度で結合状態を解析できたという。ペプチドリームは、今回得られたたんぱく質と化合物の詳細な3次元構造を利用し、新薬の設計につなげていく。
 今後も宇宙での実験を続けることで創薬の成功率を高められるとみており、今年8月で切れるJAXAとの契約期間を2020年8月まで3年間延長する。世界の製薬大手と協業しているペプチドリームが持つ複数の創薬候補物質を対象に、JAXAが試料生成への技術的助言から宇宙実験、構造解析までの一連の作業を受託する包括的な内容であり、取り扱う試料数は6倍にする。
更に、17年6月期の売上高(非連結)が前期比10,9%増の48億円を見込み、5期連続で過去最高を更新するも見通しとなったと発表しました。創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)の非独占的ライセンス許諾契約の件数、及び同契約に基づく技術移行の完了件数が計画を上回ることが寄与する。併せて、6月30日割当で1→3の株式分割をします。
又、同社は「PDPS」に関して、塩野義製薬(4507)と非独占的にライセンス許諾することで合意しており、技術ライセンス料(契約一時金)を段階的に受け取ることになるほか、PDPSにより創製された特殊環状ペプチド及び低分子化合物について設定されたマイルストーンフィー、更に上市後の売上高に応じたロイヤリティーを受け取れることになっており、今後の業績貢献に期待がもてます。
2017/06/14 7:40