J―TEC(7774)【名古屋市立大学病院より白斑、難治性皮膚潰瘍などに対する培養皮膚の製造受託!】



J―TEC  [7774] 東証JQ部 時価:1270円

富士フイルムグループ(4901)で、組織再生による根本治療を目指すバイオベンチャーのジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J―TEC:7774)は3日、名古屋市立大学病院から再生医療の臨床研究に用いる培養表皮の製造を受託すると発表しました。皮膚の色が部分的に白くなる尋常性白斑、難治性皮膚潰瘍などに対する培養表皮移植向けに、7月内から開始されます。大学病院の臨床研究でこれら疾患の培養表皮移植に取り組むのは日本初となります。
大学病院で患者の脇の下や患部周辺から切手大の皮膚を採取し、J―TECの細胞培養加工施設へ輸送する。同社が約4週間かけて皮膚由来の細胞をシート状に培養し、病院へ届ける。病院の手術室で対象部位を削り取った後、培養した表皮シートを移植する。同大学によると、一連の治療費は約50万円から。自由診療のため、治療にかかる全額を患者が負担する。
同社は昨年9月に、先天性巨大色素性母斑の治療を目的とした、自家培養表皮ジェイスの製造販売承認を取得しています。先天性巨大色素性母斑は、生まれつき黒褐色のあざが体の広範囲に見られる疾患で、悪性化して皮膚がんになる危険性があるとされています。
自家培養表皮ジェイスは、2007年に重症熱傷を適応対象として製造販売承認された国内初の再生医療等製品で、12年10月からは先天性巨大色素性母斑の医師主導治験が実施されていて、2016年9月に先天性巨大色素性母斑を適応として追加承認を取得しました。尚、国内初の再生医療製品等において初めての適応拡大となります。
尚、同社は富士フイルム・ニデック・大阪大学からの継続的な受託に加え、京都大学・東京慈恵会医科大学・東京医科歯科大学病院などからも研究開発にかかわる業務を新規受託しております。
今回の名古屋市立大学病院からの臨床研究に用いる培養表皮の製造を受託したことで、細胞培養の受託事業を更に拡大させることによって、再生医療等製品の製造をサポートし、患者さんのQOL(生活の質)の向上に貢献することが出来るとしています。
2017/07/04 8:05