武田薬品工業(4502)【漢方薬の主原料「カンゾウ」の量産化に初めて成功!】

武田薬品工業  [4502] 東証1部 時価:5832円

武田薬品工業(4502)は、漢方薬の主要な原料である生薬「カンゾウ」の量産に日本で初めて成功しました。平成32年までに同社製品に使うカンゾウをすべて国産に切り替える方針です。
現在は中国からの輸入に頼っているが、価格高騰などで安定調達に不安があり、国内での栽培研究に取り組んでいました。カンゾウは漢方薬の7割以上に使われる中国原産の植物。日本では厚生労働省が定める有効成分の基準量を満たして量産するのが難しく、年間1600トン近くが中国から輸入されて、日本企業は国産を含むほかの生薬と配合して漢方薬に仕上げていた。
しかし近年、中国では生薬が漢方だけでなく化粧品や食品にも使用されるようになって需要が増え、乱獲もあって価格が高騰し、カンゾウの価格は18年から26年までの間に2.4倍以上になっています。
同社は安定調達に向け、12年から日本での量産化に適した品種改良を行い26年、厚労省の基準を満たすことに成功した。北海道で量産を始めており、製品化の準備を進めており、主力製品「タケダ漢方便秘薬」など同社が販売する漢方薬に使うカンゾウをすべて中国産から国産に切り替える方針としています。
業績も順調で、18年3月期第1四半期連結の売上高は前年同期比3,3%増の4482,4億円、営業利益は同27,5%増の1949,75億円、純利益も同45,5%増の1447,89億円と大幅営業増益となりました。トップ製品の潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「エンティビオ」がグローバルに伸長した他、多発性骨髄腫治療剤「ニンローラ」の立ち上がりも順調に推移したことが収益の押上げに貢献しています。
2017 7:40