三井金属(5706)【極薄銅箔の成長が顕在化、野村が「Buy」継続・目標株価720円→760円!】


三井金属  [5706] 東証1部 時価:548円

三井金属(5706)については、7月21日に推奨しており、昨日576円の高値を付けておりますが、野村證券がレーティング「Buy」を継続、目標株価を720円→760円に引き上げています。
生産トラブルの影響もあり、カセロネス鉱山の損益が不安定である状況を考慮し、目標株価を算出する際に適用するPERを来19.3期予想基準の15.5倍程度から14.5倍程度に引き下げ。ただし、業績予想を上方修正したため、目標株価を引き上げたとしている。
4〜6月期経常利益は、電解銅箔などの機能材料の好調で前年同期比3割増益の76億円となり、QUICKコンセンサス64億円や8月5日付けの日経新聞・朝刊の観測数値60億円程度を上回った。極薄銅箔のマイクロシンのマザーボードへの採用拡大が予想以上のペースで進んでおり、今18.3期上期には前年同期比で2倍近い数量増が期待できる状況になってきた。野村では、今18.3期経常利益をカセロネス鉱山の生産トラブルによる収益悪化や、自動車部品(ドアロック)の数量低迷などのマイナス要因を吸収し、会社計画の300億円や同コンセンサスの315億円を上回る360億円と予想。
マイクロシンはスマホのマザーボードへの採用がさらに拡大するだけではなく、将来的には、例えばFPCなど他の用途にさらに広がる可能性がある。それ以外の電解銅箔もFPC用途や情報インフラ向けで拡大が期待できる。中長期では、全固体リチウムイオン電池向けの電解質の開発で最先端にある点も魅力。今18.3期経常利益予想を上方修正。在庫評価損益を除くベースでは365億円と、ほぼ従来予想を据え置き。カセロネス鉱山からの持ち分法投資損益、自動車部品を下方修正する一方で、電解銅箔を中心とした機能材料を上方修正。なお、会社は今18.3期上期の経常利益予想を115億円から150億円に上方修正したが、通期については修正していない。 
以上を踏まえ、今18.3期経常利益予想を会社計画300億円(EPS 35.0円)に対して340億円(EPS 38.5円)→360億円(EPS 40.3円)、来19.3期予想を410億円(EPS 46.4円)→460億円(EPS 52.5円)、20.3期予想を480億円(EPS 56.0円)→540億円(EPS 63.0円)と上方修正しており、押し目は注目しておきたい。
2017/08/15 8:05