星光PMC(4963)【CNF生産増強−CNF配合樹脂ペレットの実用化にめど!】



星光PMC  [4963] 東証1部 時価:1185円

星光PMC(4963)は竜ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)にあるセルロースナノファイバー(CNF)実証生産設備を増強する。同設備では微細な木質繊維であるCNFを化学処理で疎水化し樹脂の補強材(複合材)として扱いやすくした疎水変性CNFを製造する。2017年末までに生産能力を従来の約3倍にあたる年間70トン強に引き上げる。投資額は約2億円の見込み。
CNF実証生産設備は14年に、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」の助成を受けて建設した。「自動車、建材、電子機器などの構造材料用途を中心に、サンプルワーク(用途開発)を進めてきた」(滝沢智社長)という。「サンプル提供先の製品試作が最終段階に近付き、年内の商業化(実用化)も見えてきた」(同)ため、供給体制を整える。
同社はDIC(4631)グループで紙力増強剤などの製紙用薬品メーカーの大手でシェアはトップ級。製紙原料の木材パルプからセルロースの改質技術を応用して疎水変性CNFを製造し、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)などの樹脂と混練するペレット加工まで手がけている。補強材となるCNF配合樹脂ペレットの供給能力は年間200トン超になる見通し。竜ケ崎工場での設備増強は今回で限界となり「製紙会社との協業も検討する」(同)としている。
更に、同社の17年12月期第2四半期の連結経常利益は前年同期比13,0%増の11,1億円に伸びており、通期の同利益も従来予想の19,6億円→21,8億円に11,2%上方修正しております。
2017/08/24 7:20