RIZAPグループ(2928)【救済型M&A、アパレルなど体質改善、7年で25社、軒並み業績回復、「

RIZAPグループ  [2928] 札幌証A部 時価:1909円

RIZAP株式会社が特別協賛している「KBCオーガストゴルフトーナメント2017」が8月24日から福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で始まりました。更に二日連続でストップ高となっているジーンズメイトが1月16日にRIZAPグループ(2928)入りしてから株価が急上昇しています。
今回はRIZAPグループの瀬戸社長についてのインタビュー記事を数回に分けて紹介します。
RIZAPグループは、好調なライザップ事業で生み出した利益でM&Aを加速させている。買収するのは業績不振のアパレルが多い。吸収ではなく救済型のM&Aだ。本業とかかわりが薄い事業だが、経営体質の改善に“コミット”し、傘下に入った企業の業績は軒並み回復しつつある。引き続きM&Aで攻勢をかけ、2020年に連結売上高を3000億円と3倍に伸ばす目標を掲げる。
RIZAPグループがアパレル業界にM&Aをしかけたのは12年4月のマタニティー服の「エンジェリーベ」が最初。当時ライザップは1店舗だったが、この時から既に瀬戸社長の頭にはM&Aによる成長戦略があった。
 ファッション通販サイト運営の夢展望や若い女性向けのアンティローザなどアパレルからエンタメ、雑貨など7年間で傘下に収めた企業は25社にのぼる。買収企業に共通するのは「自己投資」だ。人はやせるとナルシストになり、服を購入するなどの自分磨きに目覚めるとみる。
 「お客様に寄り添う」という理念を子会社に浸透させるために、瀬戸社長も買収先に足を運ぶ。補整下着のマルコ(9980)の子会社化が完了した直後には、大阪市の本社で全社員を前に思いを語り、「黒字化を焦って企業側の立場で目算したもうけや商品開発に走ってはいけない」と理解を求めた。不採算店の統廃合などコスト削減を大幅に進めたマルコは、17年3月期決算で3期ぶりに営業黒字となった。
 15年3月に傘下に収めた夢展望(3185)はRIZAPグループ主導の下、消費者の要求にかなう商品を適切な数量、価格、タイミングで提供するマーチャンダイジング(MD)を強化してきた。17年3月期の営業損失は1億5400万円で前の期(3億2400万円)より大幅に縮小した。グループが送り込んだ浜中眞紀夫社長はアパレル業界が長く、「ネット通販でも顧客に寄りそうことはできる」と強調する。
 目下、業績回復に全力を上げているのが17年2月にグループ入りしたジーンズメイト(7448)だ。再生で中心的な役割を担うのがRIZAPグループの岡田章二・最高戦略責任者(CSO)兼CIO(最高情報責任者)。ファーストリテイリングの元CIOだ。
 ジーンズメイトは少し離れた二等地に店舗を構え、大量の広告で客を呼び込むという戦略を全面的に転換する。店構えを欧米のファストファッションのように変えて一等地へ出店し、ライザップ流の広告で訴求。大半はナショナルブランド商品だったが、今後は開発中のプライベートブランド商品「Mate(メイト)」を中心に取り扱う計画。目玉は「裾を切らなくてもいいジーンズ」だ。
 
欧米のジーンズは合わないので9割の日本人は裾を切るといわれる。こうした顧客が本当に求めていることを商品に落とし込み、従来の価格帯はそのままに品質を高めて提供する。
 瀬戸社長はM&Aの手を緩めない。様々な買収案件が舞い込んでくる。グループ体制を強化するため、岡田氏のほか、100円ショップ最大手(ダイソー)の大創産業の元専務の内藤雅義氏を引き抜いた。購入履歴などの顧客情報管理(CRM)プラットフォームを活用し、顧客データを分析して顧客の望む商品やサービスを提供していく。2人はその推進役となる。
 課題は組織力だ。RIZAPグループの理念は「人は変われる」を証明することだが、人の生き方を変えるのは並大抵ではなく、社員1人ひとりに理解させ実行させるのは難しい。事業規模の急速な拡大に組織力が伴わなければ、非効率な数合わせ経営になりかねない。
投資家への還元にも積極的で、9月30日を基準日に1株を2株に株式分割を実施予定。株式分割後も優待内容を据え置く事で優待利回りは実質2倍になります。現在20%の配当性向は2021年3月期には配当性向30%の目標を掲げています。
2017/08/25 7:30