芝浦メカトロニクス(6590)【車載部品向け成膜サンプルテスト強化−スパッタリング装置を増設!】



芝浦メカトロニクス  [6590] 東証1部 時価:330円

芝浦メカトロニクス(6590)はFPD(フラットパネルディスプレイ)・半導体製造装置メーカーで東芝(6502)が筆頭株主であり、液晶製造装置向け洗浄装置などで高シェアをもっています。FPD前工程は大型パネル向け装置の受注が増加、半導体前工程も先端分野向け装置中心に受注が堅調であります。
更に同社は車載部品向け成膜ニーズの高まりを受け、サンプルテスト用スパッタリング装置を増設します。2017年度中に、さがみ野事業所に自社製の積層成膜用回転テーブル式スパッタリング装置「CCS2100」を追加する。顧客である自動車部品メーカーにサンプルの成膜を見せて訴求し、自社製スパッタリング装置の拡販に弾みを付ける。
自動車業界はカーナビゲーションシステムなどの普及により、ARコートといった成膜の引き合いが増えている。今後は自動運転システムの実用化により、車載ディスプレーやHUDなど車載部品の増加も見込まれる。これら車載部品への成膜の需要も増えるとみて、スパッタリング装置拡販のためのサンプルテスト対応を強化する。
同社のスパッタリング装置「CCSシリーズ」は、回転するテーブルにセットした基板が真空容器内のプロセス室を回りながら成膜する。100度C以下の低温成膜が可能で、熱に弱い樹脂基板に金属膜、酸化・窒化膜、積層成膜などの成膜が効率的に行え、湾曲基板や大型基板にも成膜できる。 同社が増設するのは、真空チャンバーの直径が2100ミリメートルタイプのCCS2100。湾曲基板への成膜に適しており、車載ディスプレーの反射防止膜(ARコート)、車載用ヘッドアップディスプレー(HUD)用光学ミラー向けに利用する。これまではCCS1300(直径1300ミリメートル)と、CCS2800(同2800ミリメートル)の2機種のみでサンプルを提案していた。
同社の18年3月期通期は2桁の増収増益を予想しており注目してみたい。
2017/09/01 8:00