旭化成(3407)【水素事業に本格参入、ドイツで年度内受注目指す!】


旭化成  [3407] 東証1部 時価:1345円

旭化成(3407)は樹脂原料のアクリロニトリルやリチウムイオン電池セパレーターなどで高シェアを維持しており、更に水素プラント事業に本格参入することになりました。
同社は風力発電や太陽光発電の余剰電力を使って、アルカリ水から水素を生成し、製造時に二酸化炭素(CO2)が発生しない「グリーン水素」として売り込む。独自の膜技術を活用し、水素に変換するエネルギー効率は世界最高水準になります。今年度中にドイツでの受注を目指すとしています。
同社の水素生成技術は、リチウムイオン電池などの主要部材である絶縁膜の「セパレーター」を活用する。電気分解の際の電気抵抗が少なく、商用では世界最高のエネルギー効率を達成しているという。生成した水素は、そのまま、各種の生産拠点や水素発電施設、燃料電池自動車向けの水素ステーションに供給する。また、水素とCO2を反応させ、メタノールに変換し、総合的な水素供給システムの構築にもつなげる。爆発の危険など取り扱いが難しい水素に比べ、メタノールはガソリンに混ぜて燃料にできるほか、安全に貯蔵し、輸送できる利点がある。
同社は今年度中に他社と共同で、ドイツでの水素生成プロジェクトに参画する。水素分解能力140キロワットの設備を提供する計画だ。同社は横浜市で実証装置を2015年11月から稼働させており、既に、安定的に水素が生成できることを確認しています。
業績も好調で、18年3月期第1四半期の連結経常利益は前年同期比45,7%増の412億円に拡大しており、併せて、上期の同利益を従来予想の735億円→840億円(前年同期は698億円)に14,3%も上方修正し、増益率が5,2%→20,2%増に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなっています。
2017/09/14 7:35