タカギセイコー(4242)【燃料電池自動車向け製品に「TS高速スタンピング成形システム」が使用される


タカギセイコー  [4242] 東証JQ部 時価:865円

タカギセイコー(4242)は、1949年に日本で始めて紡績機器部品のプラスチック化に成功して以来、精密部品や大型かつ複雑なプラスチック製品やプラスチック成形用金型、金属プレス製品を展開しています。現在は「車両事業」、「OA事業」、「通信機器事業」の3事業が柱ですが、新規事業分野にも力をいれており、医療機器分野の製品である、「針無し注射器」は有名で、現在海外むけに量産体制を準備中であります。
現在、電気自動車関連銘柄が大人気となっていますが、日清紡HD(3105)が白金を使わない燃料電池用の触媒の実用化に世界で初めて成功したと発表され人気化しています。
更に、独ダイムラー社が、充電可能な燃料電池自動車(FCV)を公開し、電気自動車(EV)と並ぶ次世代エコカーとしてFCVも位置づけてきています。水素だけで走るFCVの発売ではトヨタ自(7203)やHonda(7267)が先行したが、ダイムラーは水素ステーションの整備が遅れている現状を踏まえプラグイン型で市場を開拓する方針であります。
タカギセイコーは、これまで樹脂と複合素材の加工技術の開発に取り組んでおり、この技術を活用した樹脂とガラス繊維の複合素材による自動車構造部品が、Hondaが2016年の3月より発売した燃料電池自動車「クラリティ フューエルセル」に搭載されています。
その製品は同社とホンダの共同研究で生まれた、世界初の「GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)ハイブリッド成形リアバンービームとして、衝突荷重への対応強度と軽量化の両面を実現した、樹脂とガラス繊維の複合素材を独ランクセンスグループより供給を受け、タカギセイコーの「TS高速スタンピング成形システム」を使ってその生産を行っているのです。
この「TS高速スタンピング成形システム」は、小型精密部品から自動車の軽量化に適した大型構造部品などまでは幅広い大きさの製品に対応することが出来るとしていることから、ダイムラー社のFCVに活用される可能性が高まってきており注目しておきたい。
2017/09/14 8:40