パナソニック(6752)【ノーベル賞候補の未来の大器「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に成功!】



パナソニック  [6752] 東証1部 時価:1665円

メガソーラや住宅用のソーラーパネルで活用されている「結晶シリコン太陽電池」。誕生以来60年以上が経過しており、世界的に普及が進むなか、日本の研究者が新たに開発した新型太陽電池が世界の注目を集めています。
科学情報サービス会社の米クラリベイト・アナリティクスは20日、論文の引用数などから予想したノーベル賞候補者22人を発表した。日本人では化学賞に桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授を挙げた。「ペロブスカイト型」と呼ぶ薄くて軽い太陽電池を考案した。候補者リストに載る日本人は過去の受賞者を含め25人目となる。2017年のノーベル賞は生理学・医学賞が10月2日、物理学賞が3日、化学賞が4日にそれぞれ発表される。
ペロブスカイトは特殊な結晶構造の名称で、桐蔭横浜大学の宮坂力教授が、太陽電池として作動することを発見した“日本発”の技術であります。宮坂教授が2009年に作製したペロブスカイト太陽電池の変換効率は3%台だった。12年に10%を突破すると世界中で研究に火が付き、現在は20%を超えた。
パナソニック(6752)先端研究本部の松井太佑主任技師もスイス連邦工科大学ローザンヌ校との共同研究で次世代太陽電池の本命とされる「ペロブスカイト太陽電池」の耐久性向上に成功した。ペロブスカイト太陽電池は発明から10年足らずで、普及が進むシリコン系と肩を並べるまで変換効率が急上昇している。最大の障壁だった耐久性の課題解決に突破口が見えたことで実用化へのハードルが下がった。
ペロブスカイト太陽電池は従来の太陽電池と比べ材料費が安く、材料を基板に塗って作製できるため製造コストも低い。電気を作る発電コストをシリコン系の「2分の1―5分の1」に低減できる可能性がある。“塗って作る”ので、様々なモノを発電に利用できるのも魅力だ。フィルム、ウエアラブル機器、窓、建物の壁面、自動車、室内の家具など、太陽光発電の用途の広がりが期待されている。これまでペロブスカイト太陽電池の研究成果は、研究機関が発表してきたが、おそらく太陽電池メーカーの発表は、パナソニックが初めて。今後は、高い性能を保ちつつ大型化する研究を進めて、耐久性もさらに向上し、長寿命の新型太陽電池の実用化への大きな前進となった。
2017/09/21 7:42