第一工業製薬(4461)【リチウム電池関連として、イオン導電性高分子電解溶媒に注目!】


第一工業製薬  [4461] 東証1部 時価:673円

第一工業製薬(4461)は工業用や石鹸・洗剤用の界面活性剤を主力とする化学メーカーで、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料なども展開しています。
界面活性剤は機械・金属用途や石鹸・洗剤用途に支えられ、底堅い。ゴム・プラスチック用途やIT・電子用途向け機能材料、エネルギー・環境用途など向けアメニティ材料も順調に推移した結果、同社の18年3月期第2四半期の連結経常利益は従来予想の13億円→19億円(前年同期は14,7億円)に46,2%上方修正し、一転して29,0%増益を見込み、一気に2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見込みとなりました。
現在、今後、電気自動車の普及が見込まれ、リチウム電池関連株が軒並み人気化しているが、同社はイオン導電性高分子電解溶媒を手掛けており、リチウム電池の心臓部にあたる正極材において高性能と安全性を引き出す役割を担っており、同関連株としても注目してみたい。
電池メーカーはリチウム電池が普及すればそれまでの主力商品の売上が落ちるというトレードオフにさらされます。しかし、リチウム電池の素材で特需を得るメーカーは、純粋に利益成長が加速する可能性があります。さらに、連結子会社にリチウム電池及び色素増感太陽電池の研究開発企業のエレクセルを擁していることも注目されます。
(注)イオン導電性高分子をリチウム電池の電解質として利用すると、従来の電解質と比較して、漏液防止、物理的信頼性確保、異常暴走反応の抑制など安全面の向上や形状自由度といった特徴がある他、リチウム電池のほかに、電気二重層キャパシタや色素増感太陽電池の電解質としての応用が考えられています。
2017/09/29 8:35