中外製薬(4519)【中国で骨粗しょう症治療薬の臨床試験に成功!】


中外製薬  [4519] 東証1部 時価:5640円

中外製薬(4519)は中国で骨粗しょう症治療薬「エルデカルシトール」の第3相臨床試験(治験)に成功したと発表しました。既存薬との比較で有効性などを確認した。今後は中国 国家食品監督管理局と協議して、いち早く輸入許可申請の取得を目指すとしています。
 日本では2011年にエディロールの製品名で発売し、16年に15年比16%増の267億円を売り上げており、骨にある受容体に働きかけ、骨の吸収を促す作用を抑えながら、減った分の骨量を増やして骨折を防ぐ効果があるとして使用されています。
 中国において、カルシウムの吸収を促進して、骨形成を助ける既存薬「アルファカルシドール」と比較して、265人の患者が治験に参加し、12カ月の投与の後に腰椎の骨密度を測った結果、エルデカルシトール群の骨密度の増加が多かった。
中国の骨粗しょう症患者は約6900万人と推定され、高齢化で市場拡大が見込まれ、発売を急ぎ、将来は現地での生産を検討しています。
更に、同社は乳がん治療薬「パージェタ」の効能・効果を広げる申請を行った。手術の前後にがんの転移を防ぐ目的で使えるようにする。臨床試験では標準薬「ハーセプチン」との併用で死亡や再発を減らした。これまでは手術ができない患者や再発した乳がんが対象だった。
同社は業績も好調で、17年12月期第3四半期の連結税引き前利益は前年同期比26,7%増の748億円に伸びており、直近3ヶ月の実績である、7−9月期の連結税引き前利益は前年同期比86,4%増の284億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の13,3%→21,6%に急上昇しています。
株価は高値圏にありますが、クレディ・スイス証券ではレーティングを最上位の強気を継続し、目標株価を5200円→6300円に変更しています。
2017/11/09 7:30